カタールはソフトバンクグループとサウジアラビアが設立したグローバル・テクノロジー・ファンドへの出資を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同ファンドは1000億ドル(約10兆円)規模に上る可能性がある。

  情報は部外秘だとして関係者の1人が匿名を条件に語ったところによれば、ソフトバンクの孫正義社長は世界の投資家と出資に関して話し合うため、ここ数カ月にドーハや他のペルシャ湾岸地域を訪問した。カタールの政府系ファンドであるカタール投資庁(QIA)は数十億ドルの出資を検討しており、原油収入に依存する自国経済の多角化を図る考えだという。

孫正義氏
孫正義氏
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  関係者によれば、サウジのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)とソフトバンクは新たに約300億ドルのコミットメントを求めている。最終合意にはまだ達しておらず、交渉は物別れに終わる可能性も残る。関係者の1人によると、ゴールドマン・サックス・グループは新ファンドの構成に関するアドバイザーを務めている。

  QIAとソフトバンク、ゴールドマンの担当者はコメントを控えた。PIFの広報担当に取材を試みたが、通常業務時間外で返答は現時点で得られていない。

  ソフトバンクは今月、世界のテクノロジー企業を支援する資金調達に向けて仮称「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を設立することについてサウジアラビアと拘束力のない合意を結んだ。ソフトバンクは250億ドル以上を拠出し、サウジも向こう5年で最大450億ドルを出資する可能性がある。

原題:Qatar Said to Consider Joining $100 Billion SoftBank Tech Fund(抜粋)

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