19日の欧州債市場ではポルトガル10年債が5営業日続伸。ドイツ債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は縮小し、1カ月ぶりの小ささとなった。週末にはポルトガルの格付け見直しが予定されるものの、同国債に対するセンチメントは落ち着いている様子だ。

  ポルトガルに投資適格級を唯一付与している格付け会社DBRSは同国の格付け見直しを21日に明らかにする。DBRSからも格下げされれば、同国債は欧州中央銀行(ECB)の購入対象銘柄から外れる。

  ラボバンク・インターナショナルの金利ストラテジスト、リン・グレアムテーラー氏(ロンドン在勤)は、債券市場では織り込んでいたポルトガル格下げを「やや修正する動きがあった」と述べた上で、「ソブリン債アナリストらが公にしている発言を分析すると、格下げの公算は小さい。DBRSはかなりの長期的視点で捉える傾向があるためで、2017年予算も前向きに評価する声が聞かれている」と続けた。

  ロンドン時間午後3時25分現在、ポルトガル10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.19%。同国債(表面利率2.875%、2026年7月償還)価格は0.425上げ97.365。

  ドイツ10年債に対するスプレッドは316bpと、9月13日以降で最小となった。

原題:Bond Traders Confident Portugal Will Retain All-Important Rating(抜粋)

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