トランプ、クリントン両候補が最後の論戦、19日に第3回TV討論会

  • FOXニュースのクリス・ウォレス氏の司会でネバダ大学で開催へ
  • 個人的な非難合戦から離れて政策論争に誘導できるか注目

米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏と民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官は19日夜、3回目のテレビ討論会に臨む。両候補が一段と激しい非難合戦を繰り広げる中、今回の大統領選で最後の論戦となる。

  両候補による第1回討論会は推定8400万人が視聴したものの、タウンホール形式で行われた第2回討論会の視聴者数は6650万人と、より標準的水準に減少した。19日夜にネバダ大学ラスベガス校で開かれる第3回討論会はFOXニュースのクリス・ウォレス氏の司会で行われる予定で、個人的な非難の応酬から離れ政策論争に誘導できるかが注目される。

会場のネバダ大学ラスベガス校

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  トランプ氏はここ数カ月、全米に放送されるインタビューではFOXニュースを頼りにしていた。長年FOXニュースチャンネルを率いていたロジャー・エイルズ前会長はトランプ氏の友人で助言役を務めてきた。FOXニュースでは番組司会者、ショーン・ハニティ氏を含めトランプ氏を応援する向きがある一方、同氏はキャスターのメジン・ケリー氏らと衝突したこともある。

  トランプ氏はビル・クリントン元大統領の過去の女性関係を第2回討論会前後に持ち出しており、一段と激しく攻撃していく考えを示している。トランプ氏はまた、大統領選が「腐敗したメディア」や「世界的な特別利益団体」によって「不正操作」されており、「大規模な不正投票」になると主張している。これは勝つための連合を築く方法ではないかもしれないが、既存の支持者を活気づけ、選挙に敗北した場合も味方に付ける可能性がある。

  一方のクリントン氏はこれまでの討論会を無難にこなしており、同氏は今回の討論会で、自身に対し嫌悪感や不信感を持ち第3の党の候補への投票を考える米国民らに対して支持を求める最終弁論のチャンスを得ようとするかもしれない。

  ウォレス氏は討論会で、債務問題や給付金制度、移民、経済、最高裁、「海外の紛争地域」、「大統領としての適性」について質問する計画だと述べている。

原題:Trump, Clinton, Fox News and the Final Debate: QuickTake Q&A(抜粋)

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