きょうの国内市況(10月19日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小幅に4日続伸、水産や小売など内需上げ-円強含みが重し

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  東京株式相場は小幅に4日続伸。好業績観測のマルハニチロなど水産株が買われ、小売や不動産株など内需セクター、証券や銀行株も堅調だった。中国経済統計が予想並みだったことも投資家心理面でプラス。半面、鉱業株のほか、為替の円強含みで輸送用機器など輸出株の一角は安い。

  TOPIXの終値は前日比0.63ポイント(0.04%)高の1357.20、日経平均株価は35円30銭(0.2%)高の1万6998円91銭。

  大和住銀投信投資顧問・経済調査部の門司総一郎部長は、「中国のGDP統計は市場のコンセンサス並みだったが、一部投資家は中国経済を懸念していた。その点からすると、投資家には一定の安心感を与えた」とみていた。日本株の動きは乏しいが、「日経平均の緩やかな上昇トレンドは変わっていない」と言う。

  東証1部の売買高は15億6110万株、売買代金は1兆6632億円、代金の2兆円割れは12営業日連続。値上がり銘柄数は1197、値下がりは624。日経平均の高安差は78.20円と、7日(74.9円)以来の狭さだった。

  • 東証1部33業種は水産・農林、小売、不動産、証券・商品先物取引、その他金融、建設、金属製品、陸運、精密機器、銀行など21業種が上昇。鉱業や保険、海運、輸送用機器、非鉄金属、医薬品、電機など12業種は下落。上昇率トップの水産では、上期営業利益が2倍増と19日付の日本経済新聞で報じられたマルハニチロが大幅高。

  • 売買代金上位では、日産自動車のゴーン社長が会長に就任すると一部で報じられた三菱自動車が午後に急伸。ジャパンディスプレイやファナック、野村ホールディングス、クボタ、ブイ・テクノロジー、東宝、イオンも高い。半面、東芝やソニー、日立製作所、トクヤマ、第一三共、国際石油開発帝石、田辺三菱製薬は安い。

●超長期債が安い、海外金利の上昇警戒で-新発10年債は取引不成立

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  債券市場では超長期債相場が下落。欧州中央銀行(ECB)の金融政策決定会合を控え、海外金利の上昇に対する警戒感を背景に売り圧力が掛かりやすいとの指摘が聞かれた。

  現物債市場で新発20年物の158回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を0.5ベーシスポイント(bp)上回る0.395%に上昇した。新発30年物52回債利回りは1bp高い0.505%、新発40年物の9回債利回りは0.5%上昇の0.585%となっている。

  損害保険ジャパン日本興亜の石崎竜也グループリーダーは、「グローバルに少し金利上昇に対する警戒感が高まっている」とした上で、「ECBを通過するまでは金利上昇を警戒しながら動きにくいという感じではないか」と指摘。来月の米大統領選挙などイベント前で流動性が落ちている面もあるとし、「目先は材料がなく方向感が出にくい展開が続いている」と話す。

  長期金利の指標となる新発10年物の344回債はまだ取引が成立していない。岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「売買高が示すように取引は極めて低調で、誰もやっていないような状況だ」と説明。「不透明要因があるからなのか、日銀にイールドカーブをコントロールされるからやる気が出ないのか、自ら積極的に動く向きは少ない」としている。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比4銭高の151円85銭で取引を開始し、151円87銭まで上昇。その後は上値の重い展開となり、一時151円83銭まで上げ幅を縮小する場面もあった。結局は151円85銭で引けた。

  日銀がこの日実施した長期国債買い入れオペの結果によると、応札倍率は残存期間「1年超3年以下」が前回を下回った一方で、「3年超5年以下」、「10年超25年以下」、「25年超」はそれぞれ上昇した。

●ドルは103円台後半、中国指標発表後にドル売り弱まる-米討論会注目

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  東京外国為替市場でドル・円相場は、1ドル=103円台後半で推移。前日の米国市場で強まった金利低下に伴うドル売りが引き続き優勢ながら、中国の経済指標の発表後は、この日の午前の安値からやや戻す展開となっている。米大統領選に向けた今晩の第3回テレビ討論会が注目されている。

  午後3時3分現在のドル・円相場は前日比0.1%安の103円75銭前後。金融機関の仲値公表が集中する午前10時前後にかけては103円65銭まで円高・ドル安が進んだ。同11時の中国経済指標の発表後は、ドル売り圧力がやや弱まっている。

  クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長は、「中国国内総生産(GDP)は下振れ警戒があったが予想通りだったため、ドル・円は買い戻し」と指摘。もっとも「工業生産が予想より弱めだったので、当初の反応は鈍かった」とも語った。

  中国国家統計局が19日発表した7-9月のGDPは前年同期比6.7%増、9月の小売売上高は前年同月比10.7%増と、それぞれ市場予想と一致した。一方、9月の工業生産は前年同月比6.1%増と、予想6.4%増を下回った。

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