「10%下げても驚かない」-欧州株下落に備えるヘンダーソン運用者

  • ユーロ・ストックス50指数は既に年初来6.8%下落
  • BofA運用担当者調査で現金保有が01年米同時多発テロ以来の高さ

ヘンダーソン・グループで欧州資産55億ユーロ(約6300億円)相当の運用に携わるティム・スティーブンソン氏は、株価の急落に備えている。

  同氏は18日にロンドン本社で開いた記者説明会で、年末までにユーロ・ストックス50指数があと6.5%下がる可能性があるとして、ヘンダーソン・ユーロトラストの運用資産を守るため7月に株下落に備えるオプションを購入したと明らかにした。また、より規模の大きい汎(はん)欧州株式ファンドでは現金の割合を5%に向けて増やしたとも述べた。

  欧州中央銀行(ECB)の成長促進策の効果をめぐる懸念でユーロ圏の株式は売られ、今年のユーロ・ストックス50指数は欧州が債務危機に見舞われた2011年以来のマイナスとなりそう。それでもバリュエーション(株価評価)は依然として5年平均を上回っている。

  スティーブンソン氏は説明会で、「10%下げても驚かない」と発言。「市場には調整が必要だ」と付け加えた。

  同氏の懸念は世界のファンドマネジャー共通のものだ。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の運用担当者調査によると、現金保有の割合は10月に5.8%に上昇し、これは英国民の欧州連合(EU)離脱選択や01年9月11日の米同時多発テロの直後に並ぶ高さ。

原題:Henderson’s $6 Billion Fund Manager Is Hedging for Equity Slumps(抜粋)

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