米インテル:10-12月期売上高、市場予想下回る可能性-PC不振

更新日時
  • 7-9月売上高は過去最高、PCメーカーのチップ在庫積み上げ寄与
  • 10-12月期はPCメーカーの在庫調整を見込む

半導体メーカー最大手の米インテルは18日、10-12月(第4四半期)売上高がアナリスト予想を下回る可能性があることを明らかにした。年末にかけてパソコン(PC)やサーバーに加え、これらの機器に搭載されたチップの需要が振るわない見通しを示唆した。

  18日の発表資料によると、売上高は157億ドル(約1兆6300億円)の上下5億ドルとなる見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は159億ドルだった。

  7-9月(第3四半期)の売上高は過去最高を記録した。年末商戦に先立ちチップ在庫の積み上げを決めたPCメーカーからの受注が後押しした。ただ、これまでのところ需要が急回復しているとは言えず、メーカーが在庫調整で発注を再び減らす可能性がある。スタイフェル・ニコラウスのアナリスト、ケビン・キャシディ氏は「私が懸念するのは、積み上げた在庫が来年1-3月(第1四半期)まで引き継がれる可能性だ」と述べ、「市場はPCが第4四半期に上向くと考えていたのかもしれない」と指摘した。

  インテルは決算発表を受けた時間外取引で一時6%下落した。
  
  7-9月期純利益は33億8000万ドル(1株当たり69セント)と、前年同期の31億1000万ドル(同64セント)から増加。売上高は9.1%増の158億ドル。アナリスト予想平均は1株利益が67セント、売上高が156億ドルだった。調整後の粗利益率は64%から65%に拡大した。

  PC用チップを販売するクライアント・コンピューティング・グループの7-9月期売上高は88億9000万ドルと、前年同期比で4.5%増加した。インテルによると、10-12月期のPC需要は通常の季節的な伸びに沿って前四半期比で増加する見通し。

  企業内ネットワーク用コンピューターや、グーグルやアマゾン・ドット・コムなどの企業が運用する大型システム向けのサーバー用チップを供給するデータセンター部門の売上高は前年同期比9.7%増の45億4000万ドルだった。同社は同部門で年間2桁の成長率を目標としてきたが、今年前半はこれを下回った。ブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)は18日、同部門の2016年の増収率が「1桁台後半」にとどまるとの見通しを示した。

原題:Intel Fourth-Quarter Sales May Miss Estimates on PC Doldrums (2)(抜粋)

(CEOのコメントを追加し、株価を更新します.)
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