オバマ米大統領:「不正」選挙とのトランプ氏の批判は「泣き言」

オバマ米大統領は、大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏が今回の選挙について自身に不利になるよう「不正操作」されていると繰り返し主張していることについて、泣き言だと批判した。また米選挙制度の正当性を疑問視するトランプ氏の姿勢は近代史において前例のないことだと指摘した。

  オバマ大統領は18日、イタリアのレンツィ首相との共同記者会見で「試合が終わる前から泣き言を言い始めるのか。自分の状況が悪くなって負けるたびに、誰かを非難し始めるというのか。であれば、その人に大統領の資質はない」とし、「トランプ氏には泣き言を言うのをやめ、票を獲得するためにしっかりと正しい主張を行うよう忠告したい」と加えた。

  トランプ氏は大げさな言葉使いで、選挙制度の正当性を疑問視する姿勢を強めている。17日にはツイッターで、11月8日の本選を前に「大規模な不正投票が既に進んでいる」と主張した。期日前投票は多くの州で始まっているが、州の選挙担当者らは、大規模な不正が行われている兆候はないと説明している。

  同氏は支持者に対し、不正防止のため「特定の投票所」を監視するよう呼び掛けている。また証拠を示さずに、フィラデルフィアなど都市圏の投票所は最も不正の影響を受けやすいと暗に指摘している。

  オバマ大統領はトランプ氏のそうした批判や姿勢は「前代未聞」だとし、「投票が行われてもいない段階で選挙や選挙プロセスの信頼性を傷つけようとする大統領候補者など私の人生の中でも、近代政治史においても見たことがない」と言明した。

原題:Obama Calls Trump a Whiner Over ‘Rigged’ Election Complaints(抜粋)

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