【個別銘柄】大東建やトクヤマ大幅高、戸田建が急落、SBIHD安い

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18日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  大東建託(1878):前日比5.8%高の1万7110円。2017年3月期営業利益予想を1070億円から前期比17%増の1180億円へ増額修正。期末配当予想を239円から288円へ引き上げた。野村証券では受注残高はおおむね1.3年分ほどあり、来期も増益基調が続く確度が高いと分析。目標株価を1万7900円から1万9500円に上げた。投資判断は「買い」を継続。

  日本M&Aセンター(2127):7.5%高の3355円。4-9月期営業利益は前年同期比59%増の55億9000万円になったもようで、従来計画の37億円を上回った。案件成約数が34%増と伸び、同期間としては過去最多を記録したことが寄与した。

  トクヤマ(4043):6.2%高の513円と6年超ぶり高値。クレディ・スイス証券では、前日発表の経済産業省統計で8月のポリシリコンの平均単価が前月比4%上昇したことに言及。市況上昇による業績改善期待が高まった。

  戸田建設(1860):3.8%安の551円と、東証1部値下がり率2位。4-9月期営業利益は120億円と、従来予想65億円から上振れたようだ。ただ、野村証券では、建築の粗利率が高水準で維持したことが上方修正の理由だが、土木では期初の会社予想の粗利率を下回る見込みと分析。修正後の7-9月営業利益は前年同期比20%減と、4-6月の同54%増から悪化したとした。

  東京製鉄(5423):2.4%安の747円。みずほ証券では10月契約分のH形鋼価格は1トン=6万5000円と7000円の値下げとなり、5月分の全面値上げ発表前(6万7000円)をも下回る水準で、価格の下落は予想外と指摘。建設用鋼材の需要回復には力強さを欠き、販価の回復も遅れるとの見方へ変更するとともに、同証による17年3月期経常利益予想を105億円から90億円に下方修正、会社計画95億円を下回ると試算した。目標株価は750円から680円に下げ。

  スギホールディングス(7649):2.5%高の5810円。SMBC日興証券では、14日のスモールミーティングで、近年進めたインフラ整備が一段落して出店拡大に注力する方針や中核子会社のスギ薬局でマーチャンダイジング(MD、商品政策)に変化が起きる可能性が確認できたと指摘。こうした変化をポジティブに捉えているとした。

  船井電機(6839):6.6%安の798円と東証1部値下がり率1位。17年3月期最終損益予想を14億円の黒字から82億円の赤字に下方修正、過年度決算の訂正なども同時に開示した。みずほ証券では、現時点では上期決算発表の日程も開示されておらず、業績不振に加えネットキャッシュポジションも低下していると指摘。株価に当面ネガティブとした。

  SBIホールディングス(8473):3%安の1170円。ドイツ証券は目標株価を1800円から1270円に引き下げた。中核オンライン証券事業での個人投資家の売買動向、バイオ事業のコスト増などを受け、同証によるEPS予想を14%引き下げ。7-9月期業績見通しは、個人委託株式売買代金が前四半期比12%減で証券事業は軟調、アキュセラ株の評価益剥落でAM事業の評価損益もおおむね横ばいの可能性とした。投資判断は「ホールド」継続。

  不動産株:三井不動産(8801)が2.1%高の2168.5円、住友不動産(8830)が1.4%高の2551円など。不動産経済研究所が17日午後に発表した9月度の首都圏マンション市場動向について、野村証券では10カ月ぶりに前年同月を上回り、契約戸数や初月契約率は良好だったと指摘。二俣川や王子、小金井公園、元住吉など郊外の大型有力物件がけん引し、郊外部の比率が高まってきたとの見方を示した。

街中で株価ボードを眺める投資家

Photographer: Haruyoshi Yamaguchi/Bloomberg

  大王製紙(3880):2.8%高の1211円。4-9月期営業利益は前年同期比10%増の110億円程度だったようだと18日付の日本経済新聞朝刊が報じた。アジアや国内で家庭紙の販売が好調だったほか、輸入する木材チップなどの原材料費が円高で想定より減ったとしている。

  持田製薬(4534):2.6%高の8360円。4-9月期営業利益は従来計画の45億円を上回る68億円になったようだ。医薬品関連事業の売上高が計画を上回ることが貢献した。

  共立メンテナンス(9616):3.7%安の5680円。ドイツ証券ではホテル事業の稼働率に大きな変化はないが、円高進行により客室単価の上昇は期待しにくくなったと分析。17年3月期営業利益予想を120億円から116億円(会社計画115億円)に減額、目標株価は9000円から6300円に変更した。投資判断は「ホールド」継続。

  大建工業(7905):5.7%高の2092円。4-9月期営業利益は従来計画の28億円を上回る38億円だったもよう。原材料やエネルギー関連のコスト減でエコ事業を中心に利益率が改善した。

  丸三証券(8613):2.6%安の834円。4-9月期純利益は前年同期比82%減の2億6800万円になったもよう。

  ファンコミュニケーションズ(2461):3.5%高の797円。9月売上高は前年同月比4.9%増と4カ月ぶりに前年を上回った。主力のCPA型アドネットワーク事業が13%増と伸びたことがけん引した。

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