トランプ氏、不正投票が進行と批判強める-支持者さえ根拠ないと一蹴

  • 数カ月前から選挙の「不正操作」をけん伝
  • 第1回討論会以降の世論調査結果を受け、批判の的を不正投票に絞る

オバマ大統領とトランプ次期大統領(10日、ホワイトハウス)

Photographer: Pete Marovich/Bloomberg

米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は17日、米選挙制度の正当性を疑問視する姿勢を強め、11月8日の本選を前に大規模な不正投票が既に進んでいると主張した。

  トランプ氏は数カ月前から「選挙が不正操作されている」とけん伝。民主党候補ヒラリー・クリントン氏と直接対決した9月26日の第1回討論会以降の世論調査で勝算低下が示されると、批判の的を不正投票に絞るようになった。

  トランプ氏は17日にはツイッターに「一致団結してこの選挙に勝たねばならない。あと4年以上もオバマ政権の延長線上にいるわけにはいかない」と投稿した。

  専門家は国政選挙に影響するような不正投票の問題はないとしているほか、共和、民主両党のほか投票権に詳しいグループの批評家もトランプ氏の主張は危険だとしている。ニューヨーク大学法科大学院ブレナン司法センターは同氏の訴えに関して2007年のリポートに言及。同リポートによると、「個人が投票所で他人になりすますより、雷に打たれる公算の方が大きい」。

  トランプ氏を支持する共和党のピーター・キング下院議員(ニューヨーク州)も17日のラジオインタビューで、「不正はない。勝利するのがどちらであろうと、その人物の勝ちだ」と語った。

原題:Trump Asserts Wide Voter Fraud That Experts Say Is Unfounded (2)(抜粋)

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