ブラジル株:ボベスパ指数、13年1月以来の高値-景気見通し好感

  • ペトロブラスが指数上昇に最も貢献-原油・ガス生産の増加が材料
  • 通貨レアルはほぼ変わらず、一時は0.5%高まで上昇

17日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。テメル大統領が、ブラジルは正しい方向に戻りつつあると自信を示し、10-12月(第4四半期)には景気回復が見られると予想したことが好感された。通貨レアルはほぼ変わらず。

  ボベスパ指数は前週末比1.5%高の62696.11で終了。終値ベースでは2013年1月以来の高値となった。レアルは0.1%未満の上昇で、1ドル=3.2046レアル。ブラジル石油公社(ペトロブラス)が指数の上昇に最も貢献した。同社は、原油とガスの生産が9月に過去最高を記録したことを明らかにした。

  テメル大統領はインドのゴアでのBRICS首脳会議で週末、投資家と消費者が信頼感を取り戻す中、ブラジルは深刻なリセッション(景気後退)から脱却しつつあると語った。ブラジル紙バロール・エコノミコは17日、複数の政府高官の発言を引用し、同国政府は燃料価格の低下と、海外で違法に蓄えられている資金の本国への送還、先週の第1回投票での歳出関連法案の可決が回復を後押しすると期待していると伝えた。

  Icap・ド・ブラジル・CTVMの為替取引責任者、イタロ・アブカテル氏は「財政立て直しに向けた法案と企業の信頼感の高まりで、国内の環境は改善しつつある。加えてリパトリエーション(本国への資金還流)に関する法案への期待もある。これはブラジルへの資本流入にプラスだ」と語った。同氏は11月までにレアルは対ドルで2.9レアルに上昇すると見込む。

  ボベスパ指数構成58銘柄中48銘柄が上昇。高速道路運営のCCRは3.9%高と、内需関連株の中で最高のパフォーマンスとなった。バークレイズが「買い」推奨した電話会社のチン・パルチシパソンエスは0.2%高。ペトロブラスは3.9%高で2年ぶりの高値となった。同社は、ガソリンスタンドチェーンを展開するウルトラパル・パルティシパソエスへのガス供給部門売却に向けた交渉で詰めの段階にあることも発表した。

  レアルは一時0.5%高となったが、上昇分をはき出す展開となった。この上昇についてトレーダーらは、薄商いの中で際だった1件の資金流入があったためだろうと指摘した。

原題:Ibovespa Climbs to Three-Year High on Brazil Economic Outlook(抜粋)

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