米国債は上昇、ドル下落-米経済指標が緩和的金融政策の論拠に

  • 株式相場はエネルギー株を中心に下落
  • 原油相場も安い、OPECの供給増などで世界の供給過剰悪化を懸念

17日の市場では米国債相場が4カ月ぶりの安値から上昇に転じ、ドルは下落した。米経済指標がまちまちな内容となったことから、緩和的な金融政策の論拠が強まったと受け止められた。原油は下落した。

  米国債利回りは低下し、ドルは主要通貨の大部分に対して値下がりした。ニューヨーク連銀製造業景況指数が予想に反して低下した一方、9月の米鉱工業生産指数は過去4カ月で3回目の上昇となった。株式相場はエネルギー株を中心に下落。原油相場は続落した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国による供給増や米国の生産者の掘削拡大で世界の供給過剰が悪化する恐れがある。

  トレーダーは米政策金利の道筋に関する手掛かりを得ようと経済指標や当局者発言に注目している。失業率をさらに押し下げる戦略の追求には限界があるとの認識をフィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が示したことも投資家の注目を集めた。ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントの株式トレーディング責任者、トーマス・ガルシア氏は「米金融当局がどう行動するかを市場参加者は見極めようとしている」とコメントした。

米ウォール街

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、米10年債利回りはニューヨーク時間午後5時(日本時間18日午前6時)時点、前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.77%。早い段階では一時1.81%と6月以来の高水準を付けた。

原題:Treasuries Rise as Dollar Falls Amid Economic Data; Oil Slumps(抜粋)

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