欧州債:ドイツ債利回り、一時6月来の高水準に-インフレ期待高まる

17日の欧州債市場では、先週下落したドイツ国債がほぼ変わらず。世界的な国債売りの流れが広がる中、10年債利回りは一時、英国が欧州連合(EU)離脱・残留を問う国民投票を実施して以来の高水準に達した。

  米国債の反発を受け、ドイツ国債は一時の下げを消した。ニューヨーク連銀が発表した同地区の製造業景況指数が予想に反してマイナス圏にとどまったことが背景にある。インフレ期待の高まりからドイツ10年債利回りは英国民投票以降初めて0.1%を超えた。

  ウニクレディトの債券ストラテジスト、エリア・ラトゥーガ氏(ロンドン在勤)は「英国でインフレ期待を再び織り込む動きがあり、英国債への圧力が欧州債にも広がっている」とし、「英国情勢だけでなく、原油価格の最近のトレンドやインフレ上昇期待を理由に、ブレークイーブン・レート上昇への懸念が強まっている」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前週末比ほぼ変わらずの0.055%。一時は0.103%まで上昇し、6月23日以来の高水準に達した。先週は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げていた。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は99.464となった。

原題:German Bunds Hold Decline as Yields Touch Highest Since June(抜粋)

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