債務頼みの中国にイエローカード、格下げリスクがあるとS&Pが警告

中国にまたイエローカードが突き付けられた。米格付け会社S&Pグローバル・レーディングは先週のリポートで、債務頼みの経済成長を抑制しなければ、中国は「AA-」格付けを失うリスクがあると警告した。

  S&Pのアナリスト、キム・エン・タン、シン・リウ両氏はリポートで、「中国では与信の伸びが引き続き所得の伸びを上回るペースとなっており、新規融資の多くが公共投資の資金調達に充てられているようだ」と指摘した。「経済成長を促すための公共投資への依存は持続不可能」だとし、この傾向が近い将来に縮小する兆しはほとんどないと分析した。

中国の天津市

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  格下げとなれば世界2位の経済大国にとって新たな打撃となる。S&Pは3月、中国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げており、経済のリバランス進展が予想より鈍いことと金融リスク増大をその理由に挙げていた。

原題:S&P: China’s Credit Growth Weighs Down Its Sovereign Rating(抜粋)

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