CITICがサムライ債発行準備、中国勢として20年ぶり

中国の金融グループ、中国中信集団(CITIC)はサムライ債発行に向けて需要調査を開始した。中国勢としては20年ぶりの起債となる。

  事情に詳しい関係者によると、CITICが発行の準備をしている3年債の利率仮条件は、0.48-0.54%、5年債は0.67%-0.72%。また7年債や10年債、20年債も投資家需要に応じて検討する。野村BPIインデックスによれば国内社債の平均利回りは、直近で0.21%。ブルームバーグのデータによると、1996年以降は中国勢によるサムライ債発行が途絶えていた。

  海外発行体の多くはサムライ債発行で調達した円をドルやユーロに交換するが、そのコストが高いこともあり、今年4月から現在までの発行額は昨年から20%減少した。一方で、金融規制強化に対応するための資金調達ニーズは残っており、英HSBCホールディングスは、総損失吸収能力(TLAC)規則適格のサムライ債1818億円を9月に起債した。
  
  CITICは、ムーディーズ・インベスターズ・サービスから「A3」、S&Pグローバル・レーティングから「A-」、格付投資情報センターから「BBB+」の格付けを得ている。中国勢では、中国工商銀行も6月に東京プロボンド市場で150億円の社債を上場した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE