EU単一市場にとどまる案準備、独立投票も示唆-スコットランド首相

スコットランド行政府のスタージョン首相は、メイ英首相が取り決める欧州連合(EU)離脱の条件が望ましくないと判断する場合、スコットランドの英国からの独立の賛否を問う2回目の住民投票を実施する意向をこれまでになく強く示唆する発言を行った。

  スコットランド民族党(SNP)の党首を務めるスタージョン首相は15日、グラスゴーで開いた党大会の閉幕に当たり、英国が離脱する場合でもEUの単一市場にスコットランドがとどまることを可能にする選択肢を準備していることを明らかにした。

  スタージョン首相は「われわれの経済に打撃を与え、雇用を犠牲にし、生活水準を引き下げ、多様性のある開かれた国という評判を損なう道をスコットランドに歩ませることに保守党政権が固執し、これらの取り組みを拒否する場合、スコットランドがより良い未来を選ぶ能力を確保しておかなければならない。スコットランドがそのチャンスを得られるよう確実を期したい」と訴えた。

  2014年に続いて独立の賛否を問う住民投票を実施する可能性をほのめかすことは、スコットランド独立派の間では人気があるが、スタージョン首相のこのような発言は、投票実施を発表しないことが困難な状況に自らを追い込む危険も伴う。世論調査で勝利を確信するまで住民投票を再び実施しないというのが、首相のこれまでの最重要戦略だった。

原題:Sturgeon Threatens Scottish Independence Vote Over Brexit (1)(抜粋)

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