【個別銘柄】DOWAHやJディスプ高い、東電HD急落、松竹も安い

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17日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  DOWAホールディングス(5714):前週末比5.6%高の754円。4-9月期営業利益は従来予想の115億円を上回る135億円になったようだと14日に発表。非鉄価格が高値圏で推移したほか、エネルギーコストの低下も寄与し、前年同期比で減益率が43%から33%に縮小した。野村証券は非鉄の中で業績、株価とも相対的に底堅いとの見方に沿った修正内容と評価。直近の株価も堅調だが、若干ポジティブに受け止められるとの見方を示した。

  ジャパンディスプレイ(6740):8.3%高の196円。SMBC日興証券は投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を210円から300円に上げた。9月末にかけて株式市場では資金繰り悪化が懸念されてきたが最悪局面は脱却し、過度な悲観は払拭(ふっしょく)、修正される局面に入ると分析。米国スマートフォン最大手向け中心から、中華スマホ向け需要が拡大するとみて、第4四半期以降は反転攻勢も期待できると指摘した。

  東京電力ホールディングス(9501):7.9%安の385円。16日に投開票された新潟県知事選で、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重な姿勢を示す米山隆一氏が当選した。同原発6、7号機の再稼働は最大で年2400億円の収益改善効果をもたらすことから、業績回復への懸念が広がった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、原発安定稼働への懸念が高まる可能性があり、電力セクターの株価にネガティブな印象とした。電気・ガスは業種別で下落率1位。

  ドトール・日レスホールディングス(3087):7.6%高の2052円。3-8月期営業利益は前年同期比14%増の59億500万円だったと14日に発表。「牛たん焼き仙台辺見」や「黒毛和牛腰塚」など肉料理業態への変更推進で日本レストランシステムグループの収益が伸びた。1桁未満の増収増益にとどまったドトールコーヒーグループを補った。

  松竹(9601):4.4%安の1189円。3-8月期営業利益は前年同期比9%減の41億6800万円だったと14日に発表。歌舞伎公演など演劇事業が減収となり全体の売上高が前年同期並みにとどまったほか、映画など主力の映像関連事業の利益も前年を下回った。

  ネオス(3627):9.3%安の460円。8000万円の黒字と計画していた2017年2月期純損益を3億5900万円の赤字に下方修正した。SNSゲーム「モンスター娘のいる日常 オンライン」の採算悪化とサービス終了などで売上高が予想を下回るほか、同ゲームに関わるソフトウェア資産の減損損失計上も響く。

  ホクリヨウ(1384):7.4%安の754円。17年8月期営業利益は前期比22%減の11億6700万円を見込むと14日発表した。鶏卵部門で鶏卵相場を前年比7%程度下振れと想定しているほか、輪厚工場などの償却費負担増などを見込む。

  TSIホールディングス(3608):7%高の611円。14日発表した3-8月期営業損益は8億3000万円の黒字に転換した。前年同期は4億2200万円の赤字。不採算のアパレルブランド撤退や店舗閉鎖による売上総利益の向上と販管費削減が奏功。SMBC日興証券は売り上げの苦戦が継続しても通期営業利益計画は射程圏内と思われ、ポジティブと評価した。

  IDOM(7599):4.2%安の506円。大和証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を1400円から520円に下げた。会社計画を下回った上期営業利益は、投下費用に対しての集客効率や小売り収益が低下気味であることが要因と指摘。子会社の収益回復が鈍く下期にはさらに新規事業投資を増加するなど通期会社計画の達成ハードルは高い印象とみる。

  タマホーム(1419):2.5%安の509円。14日発表した6-8月期営業損益は23億4100万円の赤字だった。前年同期も28億7800万円の赤字。不動産事業でマンションの販売価格調整などによる利益率の低下、金融事業で火災保険契約期間10年超の停止の影響による減収などが響いた。

  キャンドゥ(2698):4.4%高の1719円。16年11月期営業利益予想を17億5500万円から前期比81%増の23億9000万円に上方修正した。第3四半期までに100円ショップの既存店、新規出店が堅調に推移。販管費の抑制なども奏功した。

  ダイヤモンドダイニング(3073):5.1%高の1100円。17年2月期営業利益予想を10億4800万円から前期比31%増の12億5100万円に上方修正すると14日に発表した。高収益ブランド店舗の新規出店などで飲食事業が好調に推移し3-8月期営業利益は前年同期比2.7倍の5億6500万円となった。いちよし経済研究所はリポートで、品質、サービス、清潔さの徹底やマーケティング強化による既存店売上高の堅調推移を予想し、今期以降の営業利益見通しを上方修正した。

  マーキュリアインベストメント(7190):ファンド運用や自己投資事業を手掛ける同社は17日に東証2部に新規上場した。初値は公開価格比4.1%安の1390円。16年12月期営業利益は前期比21%増の10億9500万円を予想する。終値は1395円。
      

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