豪クラウン・リゾーツ株、過去最大の下げ-中国が従業員18人拘束

更新日時
  • 中国外務省報道官が国内法に基づく豪州人の身柄拘束を確認
  • ビショップ豪外相は上海で豪国籍の3人が領事の訪問を受けると説明

オーストラリアの富豪ジェームズ・パッカー氏が率いる豪クラウン・リゾーツの株価は17日のシドニー市場で14%急落し、過去最大の下げとなった。同社の重要顧客を担当する国際業務責任者を含む従業員18人が中国当局に拘束された。

  同社株は前週末比1.80豪ドル安の11.15豪ドルで引け、ブルームバーグがまとめたデータによれば、2007年12月の上場後で最大の下落。中国当局が国外のカジノに興じる国民を取り締まるとの懸念から、アジア全体でもカジノ株が下げている。

  同社の発表資料によると、VIP国際チームの責任者、ジェーソン・オコナー氏らが事情を聴かれている。クラウンの重要顧客向けの旅券申請手続きを行っていた上海の従業員も身柄を拘束された。同社の法務チームが、拘束されている社員らと上海で面談するという。

  クラウンが豪州で展開するリゾートの収入の3分の1余りを海外からの観光客がもたらしており、中国本土からの顧客が圧倒的となっている。

  中国外務省の華春瑩報道官は北京での記者会見で、国内法に基づくギャンブル関連の犯罪で豪州人の身柄が拘束されていると説明。ビショップ豪外相は電子メールで配布した声明で、上海で拘束されている豪国籍の3人が領事の訪問を受けることを明らかにした。

原題:Crown Shares Post Record Fall as China Detains Casino Staff (1)(抜粋)

(株価を終値に更新し、詳細を追加します.)
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