2つの「ツイッター」、株価動向に大きな開き-競争ない微博は急上昇

  • 微博の時価総額は今や約110億ドル、ツイッターの126億ドルに迫る
  • 厳しい検閲で海外勢は中国市場に参入できない-スン氏

米ツイッターと中国版ツイッターと呼ばれる微博は一見、共通点が多い。短文形式のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を手掛ける両社は、売上高の大半を広告から得ているし、字数制限を弾力的に運営し、買収観測の対象にもなっている。

  だが一つ大きな違いがある。株価動向だ。ツイッター株が年初来で20%余り下落している一方、微博の株価はほぼ3倍の水準に上昇。中国市場における圧倒的な存在感が同社の売上高見通しを支えているためだ。

  北京を本拠とする微博の時価総額は今や約110億ドル(約1兆1500億円)で、ツイッターの126億ドルに急速に迫っている。微博と異なり、サンフランシスコに本社を置くツイッターは、スナップチャットやインスタグラム、フェイスブックといった企業との競争激化に直面している。

  モーニングスター・インベストメント・サービスで微博株を分析しているアナリスト、マリー・スン氏(香港在勤)は「ツイッターやインスタグラム、ユーチューブといった海外勢と競合しない微博が、中国で唯一のソーシャルメディアのプラットホームとなっている」と指摘。「厳しい検閲で海外勢は中国市場に参入できず、微博が成長のチャンスを捉えた」と述べた。

  2009年にスタートした微博は、14年にはウェブポータル運営の新浪からスピンオフ(分離・独立)。微博の前四半期の純利益と売上高はアナリスト予想を上回り、米上場の微博株は現在、1年後の利益見通しに基づく株価収益率(PER)が51倍。ツイッターを含めた世界の同業他社は平均で約36倍となっている。

原題:China’s Twitter Is Doing Just Fine as Stock Soars 171% (1)(抜粋)

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