中国:9月の生産者物価指数、0.1%上昇-2012年以来のプラス

更新日時
  • 9月のCPIは1.9%上昇-アナリスト予想は1.6%上昇
  • 中国経済の一段の安定化を示唆

中国の9月の生産者物価指数(PPI)は2012年以来の上昇となった。世界的なデフレ圧力の一因が緩和される形になったほか、中国経済の一段の安定化が示唆された。

  国家統計局が14日発表した9月のPPIは前年同月比0.1%上昇。ブルームバーグが調査したエコノミスト予想では0.3%低下が見込まれていた。同月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.9%上昇。アナリスト予想は1.6%上昇だった。

  韓国株や香港株などが値上がりしたほか、オーストラリア・ドルとニュージーランド・ドルも上げている。

中国物価指標、経済の安定化示唆

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  今回PPI低下に歯止めが掛かったのは、世界の商品相場が回復し、過去の刺激策によって内需が安定したことが背景。 中国のPPIと輸出価格の密接な関連性を踏まえると、今回PPIがプラスに転じたことで、欧州や米国など中国製品を大量に輸入する国のデフレ圧力が和らぐ可能性がある。

  クレディ・アグリコルのストラテジスト、ダリウス・コワルツィク氏(香港在勤)は「これは非常に良い兆候だ。中国企業の収益性が引き続き高まる公算が大きいことを示している」と指摘した。
  
  PPIでは鉱業が2.1%上昇とプラスに転じ、製造品は0.1%上昇。食品は0.3%上昇、衣料品は0.7%上昇だった。

  CPIでは非食品が1.6%上昇し、食品は3.2%上昇した。

原題:China Sees First Factory-Gate Inflation in Almost Five Years(抜粋)

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