米ウェルズF、7-9月は2.6%減益-住宅ローン好調で予想上回る

  • 貸倒引当金が前期比で25%減少、費用は増加
  • スローンCEO、名声回復へ「たゆまず努力する」

口座開設問題に揺れる米銀ウェルズ・ファーゴの7-9月期(第3四半期)決算は、2.6%の減益にとどまったもののアナリスト予想を上回った。貸倒引当金が前期に比べて減少し、住宅ローン事業の収入が増加した。同行では今週、最高経営責任者(CEO)が辞任した。

  同行の14日発表によると、純利益は56億4000万ドル(約5883億円、1株当たり1.03ドル)となった。前年同期は58億ドル(同1.05ドル)。ブルームバーグがまとめたアナリスト28人による1株利益の平均予想は1.01ドルだった。

  総収入は223億ドルに1.8%拡大し、アナリスト予想を上回った。

  ウェルズ・ファーゴをめぐっては、従業員が顧客に無断で数百万口の口座を開設していたことが先月判明。これで同行の評判は傷つき、12日にはジョン・スタンプCEOが辞任するに至った。顧客への営業も縮小を余儀なくされ、カリフォルニア州などの当局は政府機関に同行との取引停止を呼び掛けている。

  スタンプ氏の後を受けたティム・スローン新CEOは発表文で、「信望を取り戻すには時間がかかり、多大な努力が必要だということを承知している」と述べ、「より強く、優れたウェルズ・ファーゴを作り上げるためたゆまず努力する」と決意を示した。

  融資総額は前期比で1%未満増の9613億ドルに上った。住宅ローン事業の収入は4.9%増の16億7000万ドルだった。費用は7%増の133億ドル。法的費用引当金などの増加が響いた。一方、貸倒引当金は25%減って、8億500万ドルだった。

原題:Wells Fargo Profit Falls 2.6% on Rise in Provisions, Expenses(抜粋)

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