米国債:上昇、中国の弱い経済指標受けて世界的な国債高に

13日の米国債相場は世界的な国債高となる中で上昇。中国の弱い経済指標を受け、債券資産の相対的な安全性を求める動きとなった。

  米10年債利回りは4カ月ぶり高水準から低下、ドイツ10年債は1カ月ぶり高水準から下げた。9月の中国の輸出は前年同月比10%減と、7カ月ぶりの大幅な減少となった。これを嫌気して、人民元が下げ、対ドルで6年ぶり安値水準を付けた。

  米連邦準備制度理事会(FRB)が12日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、9月20-21日開催)議事録では、幾人かの当局者が金利据え置きの一因として「海外からの重大な下振れリスク」を指摘していたことが明らかになった。中国の景気減速は緩和的な金融政策継続の必要性を後押しする。

  JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル最高投資責任者(CIO)、ボブ・ミッシェル氏はブルームバーグテレビジョンで、「経済はFOMCが積極的な姿勢に傾くと予想できるような力強い状況にはない。他の中央銀行が紙幣印刷の規模を抑制するまで、利回りの上昇局面はいつも買いの好機となる」と話した。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.74%。同年債(表面利率1.5%、償還2026年8月)価格は97 26/32。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場の動向によると、12月までの利上げ確率は約65%と、今週の最低水準。この算出は利上げ後の実効FF金利が新たな政策目標レンジの中央値になるとの仮定に基づく。

  ブルームバーグがトラックする先進25カ国の国債市場のうち、22市場で利回りが低下した。

  スペインやイタリアなどの周辺国債が上昇したのは、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策を調整するとの観測も追い風となっている。ECBは来週、定例政策委員会を開催する。

  米財務省は規模120億ドルの30年債入札を実施。同年債としては7月以来の高い需要を集めた。

原題:Treasuries Rally on Weak China Data as JPMorgan Asset Sees Value(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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