ドイツ銀、人民元17%下落を予想-中国からの資本流出強まる見通し

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中国人民元は向こう2年でドルに対して17%下落するとドイツ銀行はみている。中国当局が住宅市場の過熱抑制に取り組んでいることに加え、中国の緩和的な金融政策と米利上げで資本流出に拍車が掛かるとの見方を根拠に挙げた。

  ドイツ銀エコノミストの張智威、李増両氏は13日付リポートで、人民元相場は2017年末が1ドル=7.4元、18年末は8.1元との見通しを明らかにした。現在は6.7元近辺で取引されている。両氏はまた、資本流出の勢いが向こう数カ月強まるとし、17年1-3月(第1四半期)の中国経済成長率が6.2%に低下すると予想した。

  両氏は「米金融当局による引き締めや中国不動産バブルの収縮、中国人民銀行(中央銀行)が17年に緩和策を講じる可能性を背景に資本流出は続くだろう」とリポートで指摘した。
 
  13日の上海市場で人民元は0.1%下落、香港市場では0.2%下げた。ブルームバーグがまとめた調査の中央値によれば、人民元は今年末が6.75元、18年末が6.79元とそれぞれ見込まれている。
   

原題:Deutsche Bank Sees Yuan Falling 17% as Outflows Accelerate (2)(抜粋)

(最終段落に元相場、チャートを追加して更新します.)
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