欧州株:ストックス600、続落-業績懸念や米引き締め観測で

12日の欧州株式市場では指標のストックス欧州600指数が続落。業績懸念の高まりや、米当局が金融政策を引き締めるとの観測が広がったことが背景にある。

  スウェーデンの通信機器メーカー、エリクソンは9年ぶりの大幅安となる20%の下げで、指数構成銘柄の中で最もきつい値下がりを演じた。同社では第3四半期の売り上げと利益率が落ち込んだ。同業でフィンランドのノキアは5.1%下げた。一方、金属高を手掛かりにスイスの資源商社グレンコアの上げが目立った。

  ストックス600指数は前日比0.5%安の338.56で終了。企業の健全性を見極めるため、投資家らは決算に注目している。アナリストらは、構成銘柄の通期利益は4.2%減少すると見込んでいる。英FTSE100指数は0.7%安。前日の日中取引で最高値を更新していたが、ポンド反発で売りが優勢となった。

  クーツ(ロンドン)のアラン・ヒギンズ最高投資責任者(CIO)は、「誰もが2016年にまだ何が起きるかに注目しており、大きなリスクを取りたがらず、できるだけ多くの資金を手元にとどめている」と発言。「決算シーズンが幾つかの例外を除いて穏やかに始まったとの安心感が市場にはいくらか必要だろう。投資家らは週ごとに米利上げ確率を高めている。今後数カ月は極めて多忙となる」と語った。

  米利上げ見通しの手掛かりを得るため、米時間に発表される9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が注目されている。2週間前に約50%だった12月の米利上げ確率は現在、約67%となっている。

  個別銘柄では、英銀ロイズ・バンキング・グループが1.1%下落。労働組合によれば、同行はコスト削減の一環として英国内で約1340人を削減する。自動車メーカーのフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は1.4%値下がり。サムスン電子がスマートフォン「ギャラクシーノート7」の問題解決に注力しているため、同社とフィアットの自動車部品をめぐる提携協議が行き詰っていると、関係者が明らかにした。

原題:Europe Stocks Fall Amid Investor Anxiety Over Earnings, Stimulus(抜粋)

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