欧州債:軒並み下落、引き締めシグナル警戒-FOMC議事録に注目

12日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が軒並み下落したほか、英国債も売られた。米当局による金融政策引き締めの手掛かりを得るため、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が注目されている。

  先物動向に基づく12月までの米利上げの確率は約66%となっている。欧州中央銀行(ECB)も量的緩和策の一部縮小を検討しているとの見方が強まる中、これらが債券への重しとなっている。

  ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フォンメーレン氏は、国債相場下落について、「ECBのテーパリングをめぐる議論や米利上げ見通しなどを背景に市場の弱地合いが続いているためだ」とし、「利回りがさらに低下すると予想するのは難しい。だが、インフレ率が上向きとなり、中銀の焦点が一部の刺激策縮小に移ったなら、大きく上昇する可能性がある」と語った。

  ロンドン時間午後4時23分現在、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.068%。一時は0.074%まで上げ、9月14日以来の高水準を付けた。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は0.413下げ99.337。同年限のスペイン国債利回りは5bp上昇し1.06%。

  英10年債利回りは6bp上げて1.04%。6月27日以来の高水準となる1.06%まで上げる場面もあった。

原題:Europe’s Bonds Fall as Traders Look to Fed for Policy Signals(抜粋)

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