三井住友銀の元従業員が詐欺容疑で逮捕-外貨預金システム不正操作

  • 架空口座を使用して約1億9000万円を同行から詐取:警視庁
  • 同行は元大森副支店長を懲戒解雇、警察に刑事告訴した

三井住友銀行の元従業員が12日、行内の外貨預金取引システムを操作し不正な利益を得たとして電子計算機使用詐欺の容疑で警視庁に逮捕された。

  逮捕されたのは元大森支店副支店長の南橋浩容疑者(54)。警視庁によれば、2015年11月中旬ごろから16年6月中旬ごろまでの間、架空会社名義の預金口座を使用しシステムを操作して十数回にわたり合計約166万米ドル(約1億9000万円相当)を詐取していたとういうもの。

  三井住友銀の発表によると、南橋容疑者はシステム不正操作で虚偽の為替差益を作り出し自らが着服。07年8月から16年6月までの間、不正を繰り返し同行が受けた被害総額は約11億円に上ると説明している。同行では6月中旬に事態が発覚し、警察に全面協力。すでに元従業員を解雇、刑事告訴した。
 
  今回の元従業員の逮捕を受け同行では「厳粛に受け止め、深く反省するとともに、お客さまならびに関係者の皆さまに、心からおわび申し上げます」とのコメントを出した。再発防止策として外貨取引システム改定などに取り組むとしている。

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