IPO後7000%に迫る値上がりは市場のゆがみ反映-香港で聯旺株急騰

  • 「私からのアドバイスは近づかないことだ」と智易東方証券CEO
  • 2013-15年に56社が6カ月間に1000%超の時価総額急増-SFC調査

世界で今年最も良好なパフォーマンスの新規株式公開(IPO)銘柄は、香港の聯旺集団だ。だが同社株が買われているのは本業の土木事業とは関係がなさそうだ。

  4月のIPO実施後、聯旺は上場初日に1438%上昇。現在はIPO価格を6715%上回る水準で取引されている。昨年の売上高は4100万ドル(約42億円)、利益が110万ドルだったと報告した同社の時価総額は今や29億ドルだ。

  聯旺株の高騰は、香港株式市場のゆがみを浮き彫りにしている。株価の乱高下が日常茶飯事で、多くの企業が発行済み株式のごく一部しか上場していない。中国本土企業が逆さ買収を狙い上場株を買い入れているという側面もある。聯旺株の場合はこの3つが全てそろったため、高騰を招いており、アナリストらは警戒感を強めている。

セントラル地区にある香港取引所

Photographer: Justin Chin/Bloombergho

  智易東方証券の藺常念最高経営責任者(CEO)は「小口投資家への私からのアドバイスは近づかないことだ」と述べた。

  香港証券先物取引委員会(SFC)の調査によれば、2013-15年に56社が6カ月間に1000%超の時価総額急増を記録した。電話に出た聯旺の担当者は電子メールで問い合わせするよう求めたが、コメント要請の電子メールを送付したものの同社は返答していない。SFCのアーネスト・コン報道官もコメントを控えている。

原題:World’s Best IPO Sees 6,000% Gain as Analysts Say to Stay Away(抜粋)

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