ノート7で新たなバッテリー欠陥の可能性と米当局が判断-関係者

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  • 直近事故の暫定調査がTDK子会社製バッテリーの問題示唆と関係者
  • サムスンは徹底した社内調査を実施しており時間がかかると説明

米当局はサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーノート7」の直近の過熱事故について、先月のリコール(無料の回収・修理)とは異なる不具合が原因の可能性があると判断している。同社は最近の過熱事故を受けて同モデルの生産・販売の打ち切りを決めた。

  直近の事故の暫定的な調査では、香港のアンプレックステクノロジー(ATL)が製造したバッテリーに問題があることが示唆されている。米政府当局との協議に詳しい関係者1人が明らかにした。ATLはTDKの子会社。ATL製造品は当初の発火事故につながったバッテリーに代わる安全な製品とされていた。

  この問題に関して公に発言する立場にないとする同関係者が明らかにしたところによれば、サムスンSDI製バッテリーを搭載していたノート7と代替品との交換をサムスンが開始した後、問題は調達ラインにまで広がった可能性がある。米消費者安全当局によれば、サムスンSDI製バッテリーは基準よりも若干大きかった。サムスンはサムスンSDIの主要株主。

損傷したノート7

Photographer: Shawn L. Minter via AP Photo

  今回の新たな不具合が事実であれば、サムスンが突如、同モデルの生産・販売を打ち切った説明がつく。11日にATLにコメントを求めたが、返答はなかった。

  サムスンは電子メールで発表資料を送付し、「徹底した調査には時間がかかる」とし、「調査結果について臆測するのは時期尚早だ」と表明。「われわれは報告された残りのケースの分析で夜昼なしに働いている。当社は慎重を期して世界の通信キャリアと小売りのパートナー全てが販売を停止すると発表した。また全てのノート7の生産を恒久的に中止したことを公表した」と説明した。

  サムスンの株価は12日、8%下落。時価総額170億ドル(約1兆7700億円)が吹き飛んだ。

原題:Investigators Said to Suspect New Battery Flaw in Samsung Note 7(抜粋)

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