石油資源開、三井物など:福島でガス火力発電所建設-1000億円超投じ

  • 大ガスと菱ガス化、北海道電も出資
  • 2020年春の運転開始予定、資金の大部分をプロファイで調達へ

石油資源開発三井物産などは11日、福島県相馬港での天然ガス火力発電事業の事業化を決定した。大阪ガスと三菱ガス化学、北海道電力が同事業に出資することも明らかにした。

  発表資料によると、5社は2017年夏に液化天然ガス(LNG)を燃料とするコンバインドサイクル方式の発電設備2基(出力計118万キロワット)の建設に着工し、20年春の運転開始を見込む。発電事業を運営する福島ガス発電は15年4月、石油資源開が50.7%、三井物が49.3%出資して発足。新たに大阪ガスが20%、三菱ガス化学北海道電力がそれぞれ9%出資することで、石油資源開の出資比率は33%、三井物産は29%に減少する。

  発電に必要な年100万トンのLNGは5社が出資比率に応じて調達し、その分の電力を引き取る。LNGの貯蔵と気化は隣接地で相馬LNG基地を保有する石油資源開に委託する。福島ガス発電の石井正一社長は都内で会見し、総投資額は1000億円を上回る見通しで大部分をプロジェクトファイナンスで調達すると述べた。

  石油資源開は18年3月の操業開始を目指し、LNG貯蔵タンク1基(23万キロリットル規模)やLNGの気化設備などを含む相馬LNG基地の建設を進めている。石井氏によると、1000億円超の投資額には発電設備のほか、同基地に追加で建設する23万キロリットル規模の貯蔵タンクや気化設備の建設費用も含まれているという。17年春までに発電所の設計・調達・建設に関わる契約を締結し、同年夏までにプロジェクトファイナンスの組成を目指す。

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