ロシアとサウジ、原油減産への取り組みで協調姿勢

  • サウジのファリハ・エネルギー相:原油供給で合意に達する見通し
  • ロシアのプーチン大統領:増産凍結か減産は市場安定化に向け必要

世界の2大原油生産国であるサウジアラビアとロシアは10日、減産に向けて協力する用意ができていると表明し、ロンドン市場の原油価格は1年ぶりの高値を付けた。

  ロシアのプーチン大統領は10日、イスタンブールで開催の世界エネルギー会議(WEC)で、原油生産凍結か減産のいずれかが必要となる市場安定化に向けた石油輸出国機構(OPEC)の取り組みに、進んで協力すると述べた。サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、多くのOPEC非加盟国が減産に協力する意向を示していると述べ、原油価格を年末までに1バレル=60ドルに押し上げ得る合意の成立について「楽観的」な見方をしていると説明した。

  ロシアとOPECによる協調減産は、消費者にとって燃料価格上昇につながる一方、打撃を受けているエネルギー業界に恩恵をもたらす可能性がある。ロシアとOPECの産油量の合計は世界の原油生産量の約半分を占める。プーチン大統領のコメントはそうした合意が可能であることをこれまでになく確固として示唆しているものの、ロシアの産油量は依然として過去最高水準にあり、減産の約束までには至っていない。OPEC加盟国にも8年ぶりの減産合意履行に向けて乗り越えなければならない多くの障害がある。

  ノルウェーのリエン石油・エネルギー相は10日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「合意を喜ぶのは少し時期尚早だ」と指摘した上で、「大きな前進が見られており、最終的にはクリスマスと来年第1四半期(1-3月)ごろに具体化する合意がまとまる可能性がある」と述べた。
  
原題:Russians and Saudis Pledge Joint Effort to Limit Oil Production(抜粋)

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