米シティ:日本の株式業務の共同責任者に加藤氏-モルガンSから

更新日時
  • 営業、トレーディング、執行サービスなどエクイティ業務全般を統括
  • 国内では株式関連ビジネスで最もシニアレベルの採用に

シティグループは日本拠点での株式業務の共同責任者に米モルガン・スタンレーから加藤崇昭氏を起用する。執行(エグゼキューション)業務をはじめ株式取引に関するビジネスを強化する考えだ。

  加藤氏は18日付でシティグループ証券に入社する。エクイティ・マーケッツ本部の共同本部長として、日本株や主要外国株のセールス、トレーディング、エグゼキューションなど株式業務全般を統括する。ブルームバーグ・ニュースが入手した社内メモで分かった。

  今回の加藤氏の起用は、日本のリテール事業から昨年撤退したシティが法人顧客や機関投資家向けビジネスでの陣容拡大に動く中、エクイティ業務では最もシニアなポジションでの採用となる。アナリストやエコノミスト、トレーダー、バンカーなど、有力金融機関から同社への移籍は4月以降で10人超に上っている。

  シティ証の根本美香広報担当は加藤氏の起用について確認した。

東京市場

  日本の株式相場はこのところ上昇傾向にある。11日の東京市場では日経平均株価が反発し、約1カ月ぶりに1万7000円を回復した。外国為替市場での円安の動きなどが好感されたほか、原油高も買い材料となり、鉱業、石油株などの上昇が目立った。

  TOPIXは前営業日比5.74ポイント(0.4%)高の1356.35、日経平均は164円67銭(1%)高の1万7024円76銭でそれぞれ取引を終了。TOPIXは6月1日以来の高値水準、日経平均は9月7日以来の1万7000円乗せとなった。

ハーバードからゴールドマン

  このメモによれば、加藤氏は1997年にハーバード大学を卒業後、ゴールドマン・サックスに入社した。東京、シンガポール、香港で13年間、株式やデリバティブの営業に携わった。

  その後2010年にはモルガンSに入社し香港で勤務。13年からは三菱UFJフィナンシャル・グループとの合弁のモルガン・スタンレーMUFG証券で、セールストレーディングや電子取引などの業務を統括した。マネジングディレクターだった。

  シティは6月、日本の株式執行業務の責任者に英バークレイズ出身の大森ジョン氏を起用した。同業務では8月までに元ゴールドマンのトレーダーら3人も採用している。

英語記事:Citigroup Hires Morgan Stanley’s Kato to Lead Japan Equities (1)

(第5段落以降に株式市場について追加しました.)
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