ブラジル株:ボベスパ指数が2年ぶり高値-商品高や歳出関連法案で

  • テメル政権の重要施策である歳出に上限を設ける法案の可決に期待
  • 原油高を受けてペトロブラスが上昇

10日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は2年ぶりの高値に上昇。通貨レアルも上げた。原油などの商品価格が上昇したのに加えて、歳出に上限を設ける法案が議員の支持を得られるとの観測が高まった。同法案は財政赤字削減とブラジルの信頼感回復を目指すテメル政権の重要政策。

  ボベスパ指数は前週末比0.9%高の61668.33で取引を終了。レアルは0.5%高の1ドル=3.2108レアルと1カ月ぶりの高値。ブルームバーグ商品指数は7月14日以来の高水準に上昇した。

  ブラジル石油公社(ペトロブラス)の上げがボベスパ指数の上昇に最も寄与した。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングは最高値を更新。シティグループのブラジルのリテール事業を取得することで合意したことが手掛かり。鉄鉱石生産のヴァーレは同指数構成銘柄の中で最も大きく上げた。同国中央銀行が毎週実施するエコノミスト調査で今年のインフレ率見通しが大きく下方修正されたことを受けて、大学運営のクロトン・エデュカシオナルや小売りのブラジレイラ・ジ・ディストリブイサンなど内需関連株も堅調。ペトロブラスは3.1%、イタウは0.1%、ヴァーレは6%、クロトンは1.9%、ブラジレイラは3.2%それぞれ値上がり。一方、最高経営責任者(CEO)の退任を発表した通信会社のテレフォニカ・ブラジルは6.9%安と5年ぶりの大幅下落。

  資産運用会社FNキャピタルのエコノミスト、パウロ・フィゲイレド氏は「市場は歳出関連法案の行方に非常に楽観的だ。この法案が可決されるかどうかの兆候は今後のブラジル資産の購入を大きく左右する」と語った。

原題:Brazil Real, Stocks Rise on Budget Vote Optimism, Materials Gain(抜粋)

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