ポンド・ドルの等価、今やオプショントレーダーの視野に

  • 一部ディーラーはパリティ実現に備えポジション-DTCCデータ
  • 7日の市場でポンドは一時6.1%安、31年ぶりの1.1841ドル

英国の国民投票前にはほぼ夢想だにしなかったことが、今や一部トレーダーの脳裏には鮮明に浮かび上がっている。

  こうしたトレーダーはポンドがさらに下げ、ドルとのパリティ(等価)に達すると見込んでいる。実現すれば史上初となるが、米証券保管振替機関(DTCC)のデータによると、ポンド・ドルがほぼ等価になることを見込んだトレードに過去数日間で多額の資金が投じられた。

  いわゆる「ハードブレグジット(強硬な離脱)」観測の高まりから、ポンドは今週に入りすでに売り込まれていた。7日のアジア時間には前日比6.1%急落し、31年ぶりの1.1841ドルをつけた。こうした動きで歴史的なパリティ実現の現実味は増している。インプライド・ボラティリティに基づくブルームバーグの予想モデルによれば、1年以内の実現可能性は7日時点で約7%と、前日の3.2%から急上昇した。

  みずほ銀行(ロンドン)のヘッジファンドセールス責任者、ニール・ジョーンズ氏は「確かにパリティを予想する声がいくつかあり、その実現を見込んでポジションを取っている向きがある。それがターゲットや目標であったり、その方向に進むことを恐れてヘッジを掛けている場合がある」と発言。「それが多数派の見方とは言わないが、恐らく当面は構造的な下落トレンドが続くだろう」と続けた。

  

原題:Pound-Dollar Parity Is Now a Possibility for Options Traders (1)(抜粋)

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