きょうの国内市況(10月7日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧下さい。過去の国内市況の記事はこちらです。

●日本株は5日ぶり反落、連騰反動と米重要統計待ち-売買代金は低調

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は5営業日ぶりに反落。前日までの連騰を受けた高値警戒感に加え、為替市場での英ポンド急落、日本時間今夜に控えた米国雇用統計の発表を前にリスク資産に投資資金が向かいにくかった。小売や不動産、情報・通信、建設など内需株、証券など金融株中心に安い。

  半面、国際運賃市況の急伸で海運株が業種別上昇率でトップ、原油高を受けた鉱業や石油株、海外市場での円安の動きが好感された電機、精密機器など輸出株の一角は堅調で、株価指数の下げは小幅にとどまった。

  TOPIXの終値は前日比3.32ポイント(0.2%)安の1350.61、日経平均株価は39円1銭(0.2%)安の1万6860円9銭。

  三井住友アセットマネジメント・株式運用グループの生永正則シニアファンドマネージャーは、「雇用統計では10万人台後半の雇用者数増加との見方が多く、米経済の回復基調を確認する波乱のないイベントになりそう」と予想。ただし、今週はポジションを円高、慎重な株式スタンスとしていた投資家が統計発表前に調整を行ったため、「4連騰後で株価も微妙な水準に達していることから、売買を手控えた」と言う。

●債券下落、米雇用統計や30年入札控え売り優勢-スティープ化圧力残る

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。前日の米国債相場が続落した流れを引き継いだほか、日本時間夜に発表される米雇用統計に向けた売りなどが優勢となった。日本銀行が超長期や長期ゾーンを対象とする国債買い入れオペを実施したことが下支えとなっていたが、オペ結果を受けて超長期債が軟化し、利回り曲線にはスティープ(傾斜)化圧力が掛かった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.065%で開始し、その後も同水準で推移した。新発20年物の158回債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高い0.385%で開始後、0.39%に上昇。新発30年物の52回債利回りは1bp高い0.505%、新発40年物の9回債利回りは1bp高い0.58%でそれぞれ取引された。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「今晩の米雇用統計次第だが、基本的には米利上げ観測を背景に円安基調が続く。相場の上値が若干重くなるだろうが、売る人がいないので崩れない」と話した。「来週は日銀買いオペと国債入札が交互に実施される展開。日銀の新たな金融政策は国債買い入れが縮小方向に向いているのかもしれないが、目先は大幅な量の縮小もない。取り立てて需給が悪化してイールドカーブが立つようなことは想定していない」と述べた。

  日銀がこの日に実施した今月3回目となる長期国債の買い入れオペ(総額7100億円)の結果によると、残存期間「5年超10年以下」と「10年超25年以下」の応札倍率が前回から低下した。一方、「25年超」は上昇した。

●ドル・円は103円台後半、米雇用統計控え上昇一服-ポンド急落

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場ではドル・円相場が前日に付けた1カ月ぶり高値から小幅反落。米雇用統計の発表を控えて、年内の米利上げ観測を背景としたドルの上昇が一服した。一方、英国の欧州連合(EU)離脱の影響に対する懸念が強まる中、朝方にはポンドが急落する場面があった。

  午後3時21分現在のドル・円相場は前日比0.1%安の103円87銭前後。前日の海外市場では米債利回りの上昇を背景に一時104円16銭と9月2日以来の水準までドル高・円安が進行。東京市場に入ってからは徐々にドル売り・円買いが優勢となり、一時は103円54銭まで値を下げた。

  みずほ証券投資情報部の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、ドル・円は直近安値を付けてから8連騰しているため、「米雇用統計を前に調整が少し入っている感じ」と説明。「日本株も安いし、Brexit(英国のEU離脱)が多少意識されてきている」と言い、リスク回避の面もあると語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE