ハモンド財務相:英国は依然、ビジネスに開かれている-インタビュー

  • 英政府が「ハードな」EU離脱を求めることはない
  • 高度な技術を持った外国人を歓迎、金融セクターの重要性も認識

ハモンド英財務相は6日、欧州連合(EU)離脱の準備を進める同国政府が、反ビジネスの姿勢に転じているとの観測が広がっていることに対し、否定的な考えを示した。

  同財務相は就任後初となるニューヨークのウォール街訪問に際し、ブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、メイ政権がいわゆる「ハードな」EU離脱を求めることはなく、英国における金融業界の価値を認識し、高度な技術を持った外国人を引き続き歓迎するつもりだと語った。

  ハモンド財務相は「英政府はビジネス界重視の政府であり、開かれた自由な市場、開放経済、自由貿易を強く支持する」と発言。その上で「ただ、われわれには問題がある。それは市場資本主義、われわれの経済モデルへの国民の関与と支持を保つ上での英国だけでなく先進国・地域の問題だ」と論じた。

  メイ首相は今週、与党保守党の党大会で「国際エリート」を攻撃するとともに、労働者にとって一段と公平な資本主義の実現を目指すと明言。産業界や金融界では懸念が広がったが、同財務相のコメントはこれを落ち着かせようとした形だ。

  ハモンド財務相は「経済が自分たちのために機能しておらず、自分たちはグローバル化の敗者であると感じている人々がいる」とし、「メイ首相が表明したのは、経済にもはや利害関係がないと感じている人々を再び関与させる必要があるとの認識だ」と説明。「ハードな離脱とソフトな離脱との違いは認識していない。われわれは英国にとって正しい離脱を望んでいる」と話した。

  同財務相はまた、「金融サービスセクターは英国経済の非常に重要な一部だ」と述べた上で、「英国の金融セクターのために適切な解決策を獲得することを特に優先する」との意向を示した。

原題:Hammond Says U.K. Still Open for Business Amid Brexit Nerves (1)(抜粋)

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