ヘッジファンドの粗糖上昇見込むポジションが過去最高に-下落懸念も

  • 投機家は来年3月までにポジションを手じまう可能性高いとの見方
  • 粗糖のポジションは、EUの年間生産高上回る量に相当

今年の商品市場で最高のパフォーマンスを示している粗糖相場上昇の背景にあるのは、需給だけはない。

  ヘッジファンドによる粗糖相場上昇を見込むポジションは過去最高に達し、価格は今年に入って52%上昇。ブルームバーグ商品指数を構成する品目のうち最大の上昇率を示している。トレーダーらは投機家らがいつ売りに動き、価格がどれほど急速に下落するか知りたがっている。

  ロンドンで今週開かれた業界イベントに参加した砂糖トレーダーらは、現在の状況を2010年初めと比較していた。同年はファンドによる売りで、価格が半年以内に1ポンド=30セントから13セントまで下落した。米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)傘下のブローカー、ADMインベスター・サービシズ・インターナショナルの砂糖担当責任者、ハワード・ジェンキンス氏は5日、ロンドンでの同社のイベントで、粗糖市場での出来事ではなく「マクロ関連の要因」によって売りが加速すると予想され、それは来年3月より前に起こる可能性があるとの見方を示した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のインデックスファンドを除くデータによれば、投機家による粗糖相場上昇を見込む先物とオプションのポジションは9月27日終了週に約34万8000枚と、昨年末と比較して64%増加した。これは、粗糖約1800万トンに相当し、欧州連合(EU)の年間生産高を上回る。

原題:Hedge Funds’ Ballooning Bet on Sugar Sparks Worries on Bust (2)(抜粋)

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