【個別銘柄】7&iHDが急落、H2Oリテは上昇、海運や鉱業株高い

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7日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  セブン&アイ・ホールディングス(3382):前日比5.1%安の4581円。関西地盤のエイチ・ツー・オーリテイリングとの株式持ち合いなどを含む中期3カ年計画を6日に発表。関西圏の百貨店3店舗をH2Oリテに譲渡するなど「選択と集中」を進め持続的な成長の実現を目指す。計画をポジティブと評価する声がある一方で、ゴールドマン・サックス証券では、総合スーパー事業のさらなる店舗閉鎖や早期退職募集などが含まれず改善を見込むのは時期尚早などと指摘。株価上昇による上値余地の縮小を踏まえ、相対感から投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。

百貨店事業を縮小

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  エイチ・ツー・オー リテイリング(8242):3%高の1564円。7&iHDとの提携で、そごう神戸店など関西地区の百貨店3店を受け継ぐ。みずほ証券では、提携がH2Oリテの中期業績に寄与する可能性が高くポジティブだと評価。業務提携の進ちょく次第では関西地区での連携が一段と進むとの見方を示した。

  海運株:日本郵船(9101)が4.6%高の206円、商船三井(9104)が3.3%高の252円、川崎汽船(9107)が1.9%高の270円など。ばら積み船の国際運賃指標であるバルチック海運指数が6日の取引で5.3%高の915と大幅続伸、上昇率は4月15日以来の大きさとなったことから、市況改善による今後の業績好転を期待する見方が広がった。

  鉱業株:国際石油開発帝石(1605)が1.7%高の965.8円、石油資源開発(1662)が2.5%高の2422円など。6日のニューヨーク原油先物11月限は前日比1.2%高の1バレル=50.44ドルと続伸し、6月9日以来の高値を記録。極東証券経済研究所の高橋豊常務は、50ドル突破で投資家のマインドがさらに改善、新興国景気も上向いていることから、原油関連株はもう少し買われそうとの見方を示した。

  非鉄株:DOWAホールディングス(5714)が3.9%高の767円、三井金属(5706)が2.7%高の229円など。メリルリンチ日本証券は、亜鉛市況、電子材料収益想定の上方修正により株価の割安感が高まったと指摘。DOWAHの投資判断を「中立」から「買い」、三井金は「アンダーパフォーム」から「買い」に引き上げた。また、非鉄金属業界に対する見方は弱気から中立、亜鉛・アルミ関連銘柄を買い推奨とした。

  イオンファンタジー(4343):4.6%高の2828円。いちよし経済研究所では、国内はプライズゲームの好調に加えカードゲームが回復基調、海外事業は積極出店の継続などで堅調推移を見込むと分析した。17年2月期営業利益予想を35億円から37億円(会社計画30億5000万円)、来期を45億円から47億円に増額。フェアバリューは3400円から4000円に変更した。

  ポプラ(7601):3%安の487円。17年2月期営業損益見通しは3億8200万円の赤字と、従来予想1億5800万円の黒字から下方修正すると7日午後2時に発表した。ローソンとの店舗共同運営化に伴う店舗閉鎖で収益が減少する。

  ファーストコーポレーション(1430):9.2%高の867円。6-8月期営業利益は前年同期比92%増の6億7400万円だったと7日正午に発表。毎年11月30日時点で100株以上保有する株主を対象にクオカード贈呈する株主優待制度も導入した。

  タカラバイオ(4974):8.3%安の1549円。野村証券は6日付で投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。7月15日の新規調査開始後、10月5日までに株価は28%上昇し、堅調な業績進ちょくが十分に反映されたと判断。また、為替前提を円高方向に見直したことを受け、2017年3月期の売上高予想を296億円から288億円に減額した。

  日清紡ホールディングス(3105):5.6%安の996円。野村証券は前提為替レートを1ドル=108円から102円、1ユーロ=123円から112円に変更、17年3月期営業利益予想を153億円から145億円(会社計画は前期比27%増の160億円)、18年3月期は241億円から233億円に下方修正した。目標株価は1170円から1100円に変更。

  デンカ(4061):5.5%安の432円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、買収したクロロプレンゴム事業の効果がほとんど現れておらず、現時点において早期の状況改善は期待しづらいと指摘。18年3月期以降の最高利益更新の可能性が低下したと判断、低い利益成長シナリオに変更した。投資判断を「オーバーウエート」から「中立」、目標株価は500円から480円に引き下げた。

  キリン堂ホールディングス(3194):5.3%安の783円。17年2月期営業利益計画を24億7000万円から前期比45%減の9億3000万円に下方修正した。天候不順で利益率の高い春夏商材が伸び悩んだほか中国越境ECや調剤売上高が落ち込んだ。

  鳥貴族(3193):2.8%高の2645円。6日発表した9月の既存店は前年同月比1.8%増だった。8月も1.7%増で17年7月期に入り2カ月連続プラスを記録した。

  キャピタル・アセット・プランニング(3965):金融機関が対象のブティック型システムインテグレーター、資産管理プラットフォームなどを提供する同社は7日、ジャスダック市場に新規上場した。公開価格2000円に対し2.3倍の4600円買い気配で終了し、初日の売買は成立しなかった。17年9月期の営業利益は前期比25%増の2億1800万円を見込む。

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