中部電管内で今冬に供給力不足の可能性-他エリアは十分な予備率確保

  • 他エリアの供給力や連系線空き容量に余裕-中部電管内に融通可能
  • 中部エリアの供給力不足「直ちに問題とは言えない」:広域機関

過去10年間で最も極寒となった年と同程度の天候となった場合、12月と1月に中部電力管内の供給予備率が、最低限確保すべき水準を下回る可能性があることが電力広域的運営推進機関の見通しで明らかになった。

  広域機関は大手電力会社など42社を対象にした調査の結果を踏まえ、今冬(2016年12月-17年3月)の需給見通しを公表。中部電管内以外の9エリアでは最低限必要とされる予備率3%を上回る見通し。

  この報告書は中部電管内で予備率3%を確保するためには、12月に30万キロワット程度、17年1月に10万キロワット程度の供給力追加が必要だと指摘。しかし、供給力不足の背景には、卸電力取引市場を活用する購入や他エリアの電力会社との相対契約での調達などを想定した「調達先未定分」があるとし、直ちに問題とは言えないとしている。他エリアの供給力や各エリアをつなぐ連系線の容量には十分な余裕があることから、市場取引や相対契約での不足解消は可能だとみている。

            各社の供給予備率 (%)

北海道東北東京中部北陸関西中国四国九州沖縄
12月16.07.114.21.88.39.118.59.315.045.5
1月16.28.06.42.710.59.715.910.48.941.5
2月15.67.94.34.28.39.215.09.210.352.3
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