ブラジル株:ボベスパ上昇、ペトロブラス高い-米利上げ観測重しでも

  • JPモルガン・チェースの買い推奨で航空機のエンブラエルが上昇
  • 投資家の間では米国の金利動向をにらみ引き続き慎重な姿勢も

6日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。ブラジル石油公社(ペトロブラス)が上げ、終値ベースでほぼ2年ぶりの高値となった。

  ペトロブラスは、ニューヨーク原油が6月以来の1バレル=50ドル台となったことを好感し、ボベスパ指数構成銘柄で最高のパフォーマンス。ブラジル議会が、同社がプレソルト(岩塩層)で負う義務の免除に関する法案を可決したことも後押しした。航空機メーカーのエンブラエルは、JPモルガン・チェースによる「買い」推奨を受けて高い。

  ボベスパ指数はこの日、米州の主要株価指数で最大の上げ。同指数は、新政権が財政立て直しとリセッション(景気後退)からの脱却に向けた政策を推進するとの観測から、今年これまでに40%上昇している。投資家はまた、新興市場を押し上げてきた資金の流れが細る方向にあるかを見極めるため、米国のデータも注視している。

  証券会社Hコムコルの株式マネジャー、アリ・サントス氏はサンパウロで取材に応じ、「ここにきて市場でより慎重な戦略が見られる中、ペトロブラスがボベスパ指数を押し上げる主なけん引役となっている」と語った。

  ボベスパ指数は前日比0.6%高の60644.24で終了。指数構成58銘柄中30銘柄が上昇した。ペトロブラスは3.6%上昇し、2014年10月以来の高値。エンブラエルは2.4%高。ただ、米国での年内利上げ観測が高まる中、ボベスパ指数を構成する11の産業グループのうちテクノロジーを中心に4つのグループが下落した。

  通貨レアル安を受け、売り上げの大半を海外で稼ぐ製紙会社のスザーノ・パペル・エ・セルロージとフィブリア・セルロージが高い。食肉加工会社JBSはボベスパ指数構成銘柄で最低のパフォーマンスとなった。鉄鋼メーカーは総じて高かったが、ウジミナスは下落。ブラジルの州裁判所が同社の先の経営幹部指名は無効との判断を下したことが悪材料となった。

原題:Brazil Stocks Gain as Petrobras’s Rally Offset Fed Rate Concern(抜粋)

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