欧州債:英国債が下落、緩和縮小めぐる臆測で-ドイツ債ほぼ変わらず

6日の債券市場では、英国債が米国債とともに下落した。2007年の世界金融危機以来、市場を支えてきた支援策を中央銀行が縮小するとの観測が広がっている。

  英10年債利回りは約1カ月ぶりの大幅上昇となった。31年ぶりの安値を付けたポンドがインフレ加速を後押しし、イングランド銀行(英中央銀行)が利下げや資産購入拡大による追加緩和を思いとどませるとの見方が強まったためだ。英国の欧州連合(EU)離脱がもたらす経済への悪影響を和らげるため、財政政策を緩和するとの見方も同国債を押し下げる要因となった。

  クレディ・アグリコルCIBの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロンドン在勤)は、景気支援に向けて「金融政策から財政政策へと転換した場合、英国債にとって悪材料になる。財政刺激策をさらに強調すれば、英国債には二重苦となるようなものだ。経済見通しにとってプラスに作用するからだ」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、英10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.87%。これは先月9日以来の大幅上昇。同国債(表面利率1.5%、2026年7月償還)価格は0.54下げ105.895。

  一方、ドイツ10年債利回りはマイナス0.018%で、前日からほぼ変わらずとなった。

原題:Global Bond Selloff Led by U.K. Hinges on Stimulus Skepticism(抜粋)

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