欧州株:ストックス600続落-銀行株上げる、ECB刺激策の縮小観測で

6日の欧州株式市場は下落。指標のストックス欧州600指数は2日続落となった。欧州中央銀行(ECB)の刺激策縮小をめぐる観測で銀行株は値上がりした。

  銀行株は3日続伸し、その上げ幅はここ1カ月の最大となった。ECBが資産購入プログラムの縮小方法について協議したと、ブルームバーグが報じたことが背景にある。低金利環境下での収益懸念から、銀行銘柄は年初来では最悪のパフォーマンスとなっているものの、ECBをめぐる臆測が上昇要因となった。

  ルツェルン州立銀行(スイス)のトレーダー、ベンノ・ガリカー氏は「ECBは金利をこれ上引き下げる価値がないと認識したとの結論にわれわれは達した。これで少なくとも金利は安定するだろう」とし、「欧州の銀行を中心に、金融セクターにとって好材料となっている」と語った。

  ECBは量的緩和(QE)の先行きを検証しており、9月会合の議事要旨は当局者らがインフレ押し上げに向けてあらゆる措置を取る構えであることを示した。

  ストックス600指数は前日比0.4%安の342.82で終了。日中高値0.4%高から反転した。銀行株指数は0.6%上昇し、3営業日の上げ幅は2.9%となった。イタリアのウニクレディトはこの日、2.3%上昇。カイシャバンクを中心にスペインの銀行株も買われたほか、フランスのソシエテ・ジェネラルは2.2%値上がり。

  一方、不動産株は業種別指数の中で最もきつい値下がりを記録。英格安航空会社イージージェットは6.9%下落。一連のテロ事件のほか、英国の欧州連合(EU)離脱選択でポンド安となったことに伴う為替コスト増が響き、2016年9月業績は2009年以来初の減益となった。

原題:Rift Forms in European Stocks as Bank Gains Fail to Lift Market(抜粋)

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