ゴールドマン、テスラの投資判断下げ-5月に公募増資の主幹事担当

ゴールドマン・サックス・グループは、5月に「買い」としたテスラ・モーター株の投資判断を引き下げた。ゴールドマンはテスラが同じ月に実施した14億ドル(約1450億円)規模の公募増資で共同主幹事を務めた。6日の米株式市場でテスラ株は一時、5週間で最大の下げを演じた。

  ゴールドマンのアナリスト、デービッド・タンベリーノ氏は6日付のリポートで、テスラの投資判断を「中立」とし、従来の「買い」から引き下げた。テスラが計画しているソーラーシティ買収はテスラへの投資リスクを高めると説明。目標株価を185ドルと、従来の240ドルから下方修正した。6日の米株式市場でテスラ株は一時4%安と、日中取引ベースでは9月1日以降で最大の下げとなった。

  同リポートでタンベリーノ氏は「企業の買収・合併(M&A)に資本を振り向ける経営陣の意欲に関連して事業リスクが徐々に高まると見込まれるほか、『モデル3』の発売計画に遅れが生じれば株価に悪影響が及ぶ」と記した。

  ゴールドマンの広報担当レズリー・シュリブマン氏は電子メールで、投資判断に関する調査に引き受け業務は関係していないと説明。「ゴールドマンは調査の発表という点で、当社で規定された全ての方針・手順に従った」と記した。

  ゴールドマンのアナリスト、パトリック・アーチャンボルト氏は5月18日にテスラの投資判断を引き上げた。テスラは同日朝に公募増資の実施を発表していた。この公募増資ではゴールドマンとモルガン・スタンレーが主幹事を務めた。ゴールドマンは当時、投資判断引き上げに引き受けチームはかかわっていないと説明していた。

  一方で規制当局への届け出によれば、ゴールドマンのファンドマネジャーらは4-6月(第2四半期)にテスラ株を売却。6月末時点での保有株式数はそれまでの半分となる140万株に減った。

  アーチャンボルト氏は投資判断引き上げ後にゴールドマンを退職。タンベリーノ氏は当時、アーチャンボルト氏と同じチームに所属していた。

原題:Goldman Downgrades Tesla, Months After Underwriting Offering (1)(抜粋)

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