英ポンドが31年ぶり安値、国債も下落-EU離脱プロセスめぐる懸念で

6日の外国為替市場では英ポンドがドルに対しては31年ぶりの安値を更新。英国の欧州連合(EU)離脱がいわゆる「ハードブレグジット(強硬な離脱)」になるとの臆測が英金融市場全体に広がっている。

  ポンド安でインフレ期待が高まったことを受け、英国債も値下がりした。通貨安を手掛かりにこれまで好調だった株式相場もこうした売り浴びせを逃れることができず、英国株の指標であるFTSE100指数は続落した。

英ポンド・米ドル相場

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  与党保守党の党大会ではEU離脱が主題で、メイ英首相は欧州単一市場へのアクセス制限を受け入れる代わり移民を規制できるハードブレグジットへとかじを切ったようだ。2日の首相演説以来、ポンドは2.5%余り下げており、離脱交渉で金融サービスセクターの保護を優先しないとの懸念からポンドは下げ足を速めている。

  ロンドン時間午後4時7分現在、ポンドの対ドル相場は前日比0.9%安の1.2641ドル。一時は1.2622ドルと、1985年以来のドル高・ポンド安を記録。ユーロに対しては5年ぶり安値を付けた後、0.5%安の1ユーロ=88.32ペンスで推移している。

  英国債の指標とされる10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.88%。先月15日以来の高水準となる0.91%を付ける場面もあった。

原題:Pound in Freefall Hurts U.K. Bonds as Goldman Sees More Losses(抜粋)

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