ドイツ銀行、IIF会合に影落とす-幹部の講演予定なしも話題独占か

  • IIF年次会合には世界の金融業界幹部1600人が参加、6日から開催
  • 開催場所は米司法省から徒歩5分、ドイツ銀CEOの行動に注目

米ワシントンには全世界の金融業界幹部1600人が今週集う。6日に始まる国際金融協会(IIF)年次会合で中央銀行関係者や政策当局者と話し合いの場を持つためだが、そこでの議論はある1つのテーマが独占しそうだ。そのテーマとは、ドイツ銀行だ。

  IIFのプログラムでは英国の欧州連合(EU)離脱や規制、金融政策など幅広いテーマに焦点が当てられ、ドイツ銀行幹部による説明の機会は予定されていない。だが米司法省が住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐる調査の決着に要求した140億ドル(約1兆4500億円)の支払いを同行が拒否したと発表してから3週間がたち、この法的費用に耐えられるのかという不安が世界全体の市場を覆う中で、同行の問題が一番の話題になるだろう。

  株式市場の銀行株価は、ドイツ銀行の支払額が初期の見積もりに対して大きくなるか、小さくなるか、観測が出るたびに揺れ動く。やはりワシントンで今週会合を開く国際通貨基金(IMF)は6月、ドイツ銀行は世界の金融へのシステミックリスクに対する影響が最も大きいと指摘していた。

  30年にわたりIIFの年次会合に出席しているトルコのイシ銀行のエルスィン・オズィンジェ会長は「銀行界が直面する罰金は莫大(ばくだい)で衝撃的だ。当然それらは注目の的になる」と述べた。

  米司法省の本部ビルはIIFの年次会合の会場から徒歩5分の距離にある。ドイツ銀行はジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)が米司法省との交渉に参加するのか、IIFの会議に出席するのかを明らかにしていない。

原題:Deutsche Bank to Cast Shadow Over Finance Meeting in Washington(抜粋)

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