中国事業不振で異例の説明-南シナ海問題が理由と米ヤム・ブランズ

「KFC」や「ピザハット」を展開する米ヤム・ブランズは5日、前四半期の決算が予想に届かなかったことについて異例の説明を行った。南シナ海をめぐる対立が不振の理由だという。

  オランダのハーグにある仲裁裁判所が南シナ海での領有権に関する中国の主張について、歴史的権利は認められないとの判断を7月に下した後、中国の消費者は欧米企業に批判の矛先を向けた。ヤム・ブランズのグレッグ・クリード最高経営責任者(CEO)はこれが同社の売り上げに大打撃を与えたと指摘した。

  9月3日に終了した第3四半期決算を示す資料で、同CEOは「最初の6週間は好調なスタート」だったが、仲裁裁判所の判決が「よく知られた欧米のブランドを持つ国際的な企業数社に対する一連の抗議とネガティブなセンチメントのきっかけとなった。この出来事がなければ、中国部門は5四半期連続の既存店売り上げ増加となっていたと考えている」とコメントした。前四半期の中国既存店売上高は1%減少した。

  ヤム・ブランズが発表した前四半期の一部項目を除いた1株利益は1.09ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1.10ドルだった。売上高は33億2000万ドル(約3440億円)と、アナリスト予想の34億9000万ドルに届かなかった。

原題:Yum Blames South China Sea Dispute for Hammering Results in Asia(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE