米ラムリサーチ、KLAテンコール買収を断念-米独禁当局の反対で

  • 半導体製造装置業界では上位5社が売り上げ全体の7割を占める
  • ラムは業界3位、KLAは5位-ブルームバーグのデータ

米半導体製造装置メーカー、ラムリサーチは5日、同業のKLAテンコールを106億ドル(約1兆1000億円)で買収する合意の破棄を発表した。米当局は両社合併で競争が阻害されかねないとして反対していた。

  ラムは発表資料で、「最近の反トラスト法(独占禁止法)当局からのフィードバックを慎重に検討し、選択肢を精査した結果、両社は引き続き合併を目指すことがそれぞれの株主にとって最善の利益にならないとの結論に達した」と説明した。

  両社は10月の買収手続き完了を予定していたが、米司法省に加え、中国や韓国、日本の独禁当局と協議する中で規制上の問題に直面したため、それには間に合わない可能性があると8月に明らかにしていた。半導体製造装置業界では昨年、上位5社が売り上げ全体の7割を占めた。ブルームバーグのデータによれば、ラムは業界3位、KLAは5位。両社の大口顧客には韓国サムスン電子や米インテルなどが名を連ねている。

  米司法省は合併により競合他社が自社製品をKLA製機器に適応させる能力を鈍らせる選択肢をラムが手に入れることを懸念していると指摘していた。

  発表を受け、KLAの株価は5日の時間外取引で一時5.8%下落。ラム株は2.6%安を付けた。

原題:Lam Research Gives Up on KLA Purchase Amid U.S. Opposition (1)(抜粋)

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