ブラジル株:ボベスパ指数、上昇-原油高受けペトロブラスが高い

  • ボベスパ指数終値は約1カ月ぶりに60000超え
  • 保険のクアリコープや、ウジミナスを中心に鉄鋼メーカーが高い

5日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。終値ベースで約1カ月ぶりに60000を超えた。ブラジル石油公社(ペトロブラス)がエネルギー価格の上昇を受けて高い。

  ボベスパ指数は前日比1.5%高の60254.34で終了。リセッション(景気後退)からの回復軌道にあるとの観測から、ボベスパ指数は今年に入り39%高となっているが、アナリストによる指数構成58銘柄の目標株価の平均を基にするとさらに4.3%の上昇余地があることになる。ボベスパ指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は現在13.3倍と、新興市場の平均を6%上回る水準。テメル大統領は政府支出抑制を目指す法案可決に向けた支持獲得の取り組みを強化し、楽観論者たちには今週、追い風が吹いている。

  ペトロブラスは4%高で、ボベスパ指数の上昇に最も寄与。原油高に加え、ブラジル下院はプレソルト(岩塩層)域での操業で同社が負う義務の免除に関する法案の採決に向けた動きを再開するとの観測が材料となった。証券会社クレア・コレトラのアナリスト、ラファエル・フィゲレード氏はサンパウロから取材に応じ「石油がこの日の市場で最も重要だった」と語った。

  保険会社のクアリコープは9月13日以来の高値。金属価格が上昇する中、ウジミナスを中心に鉄鋼メーカーも高い。総合持ち株会社のインベスチメントス・イタウ(イタウザ)は発表すべき投資案件はないと表明し、反発。前日は、同社がペトロブラスの燃料輸送事業への経営権取得提案に参加する計画だとする関係者発言を受け1.4%安となっていた。

  通信会社のオイも1.8%高。ポール・シンガー氏率いるヘッジファンド運用会社エリオット・マネジメントが同社に対し最大100億レアル(約3200億円)出資する方向で交渉中だ、と事情を直接知る関係者2人が明らかにした。

原題:Brazil Rally Led by Petrobras Puts Ibovespa Within 5% of Target(抜粋)

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