米国債:下落、2年債利回り6月来の高水準-統計で利上げ観測

5日の米国債は下落。2年債利回りは一時6月以来の高水準をつけた。朝方発表された米非製造業景況指数が約1年ぶりの高水準となり、米利上げ観測が高まった。

  米国債利回りは4日続伸。トレーダーが織り込む年内利上げの確率は8月以来の最高に上昇した。米供給管理協会(ISM)が発表した9 月の非製造業総合景況指数は昨年10月以来の高水準になった。前月は下げていた。これを受けてイールドカーブはフラット化した。

  TDセキュリティーズの世界金利戦略責任者プリヤ・ミスラ氏は「ISM統計発表直後の反応を見ると、利回りが上昇し、イールドカーブがフラット化した。いずれも利上げを再度織り込んでいることを示している」と述べ、「非製造業統計は経済の大半が非製造業であることを考えると、より重要な統計だ。第3四半期の景気が堅調であることを示している」と続けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、2年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.83%。一時は0.85%と、日中では6月3日以来の高水準となった。同年債価格(表面利率0.75%、償還期限2018年9月)は99 27/32。10年債利回りは2bp上昇して1.7%だった。

  ブルームバーグがまとめた先物データによれば、年末までの利上げは約64%が織り込まれている。来月の連邦公開市場委員会(FOMC)で引き上げられる確率は24%となっている。

  JPモルガン・チェースは米10年債利回りが1月以来となる2%台に上昇する可能性があると予想し、ゴールドマン・サックス・グループと同様の見方を示した。

  JPモルガンのストラテジスト、ジェイ・バリー氏らは4日の顧客向けリポートで、「成長見通しの改善が引き続き10-12月(第4四半期)の金利先高観を支える」と分析。「10年債利回りは2%まで上昇する可能性があると考えられる」と記した。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値によると、米労働省が7日に発表する9月の雇用統計では17万4000人の雇用増が見込まれている。前月は15万1000人増だった。

  ゴールドマンのチーフエコノミスト、ジャン・ハッチウス氏は9月27日にブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、「米国が完全雇用にかなり近いことを示唆するデータは数多い。インフレ上昇圧力が生じ始めている」と述べ、「米金融当局が徐々にではあるがこれに対処すると思う」と述べた。

  この日の5年債と30年債の利回り格差は約1.18ポイントに、フラット化した。

原題:U.S. Two-Year Yields Touch Highest Since June on Services Gain(抜粋)

(相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE