NY外為:ドルが対円で7日続伸-指標などで利上げ観測強まる

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5日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが円に対して上昇。3月以降で最長の連続高となった。9月の米非製造業景況指数が約1年ぶりの高水準となり、金融当局が数カ月以内に利上げするとの見方が強まった。

  ドルは対円で7営業日続伸。米経済に力強さの兆しが見られることや金融当局者の発言を受けて、利上げが近づきつつあるとの観測が再燃している。シカゴ連銀のエバンス総裁はこの日、経済データの改善が続けば、年末までに1回の利上げはあり得るとの認識を示した。またリッチモンド連銀のラッカー総裁は、利上げの論拠はあるとの認識をあらためて示した。

  トロント・ドミニオン銀行のシニア為替ストラテジスト、メイゼン・アイサ氏は「12月の米利上げに対する市場の期待はしっかり織り込まれており、金融当局者の発言はそれを維持できるだけの建設的な内容だ」と指摘。「これまでのところ、経済データもその見方の正当性を示している」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前日比0.6%高の1ドル=103円50銭。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。一時9月21日以来の高水準を付けた。

  ブルームバーグがまとめた先物データによれば、市場に織り込まれる12月までの利上げ確率は64%と、先週初めの51%から上昇している。

米通貨当局の利上げ観測強まる

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  INGグループの外為ストラテジスト、ビラジ・パテル氏(ロンドン在勤)は「ドルは引き続き米利上げ期待に支えられている」とし、「ここ数週間、金融当局からタカ派的な発言が立て続けに出ており、市場が無視できないほどだ」と加えた。

  エバンス総裁は11月にも利上げはあり得るとの認識を示した。またラッカー総裁は「金利をもっと急速に引き上げる強い論拠がある」と述べた。

  米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合景況指数は57.1と、昨年10月以来の高水準になった。 前月は51.4に下げていた。

原題:Dollar Stages Longest Rally Since March Versus Yen on Fed Wagers(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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