新たな「大きすぎてつぶせない」問題-EU、決済機関の処理策を準備

  • 中央清算機関の整理・回収で草案作成-内部文書
  • 欧州委員会は年内に計画公表へ

欧州連合(EU)はデリバティブ決済機関が危機に陥った場合に対処できる包括的な権限を当局に付与する計画だ。その破綻で金融システム全体が大混乱に陥る事態を防ぐことを狙う。

  ブルームバーグ・ニュースが確認したEUの草案では、ロンドンを拠点とするLCHなどに適用することを念頭に、決済機関の救済や清算に関する規則を設定。整理担当当局の設立から、決済機関を清算する場合の株式や債券、担保の処分で当局が持ち得る権限まで、すべてを網羅している。

  EUは整理・回収に関する提案を年内に公表する見通し。EUでは金融システムのリスク管理のため、大半の決済を中央清算機関(CCP)を通じて行うよう既に指示している。決済業務はまた、英国のEU離脱後の拠点をめぐりロンドンの金融サービス業界と大陸側とで綱引きが既に始まっている。

  欧州委員会のドムブロフスキス委員(金融安定・金融サービス担当)は9月、「CCPへの依存が強まるようなら、万が一の際にCCPを清算する明確な制度を備えておく必要がある」と述べていた。

原題:EU Readies Plan for Clearing Crisis, the New Too-Big-to-Fail (1)(抜粋)

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