英政府がEU離脱交渉で妥協せぬ4点、EU予算拠出を拒否-与党議員

  • 予算のほか移民、立法、司法管轄権を4つの要求項目に特定
  • 離脱交渉担当相の政務秘書官を務めるジャクソン議員が発言

メイ首相率いる英政府が欧州連合(EU)離脱交渉で設定する「譲れない線」が、これまでになく具体的になった。デービッド・デービスEU離脱担当相の側近が明らかにした。

  メイ首相は離脱協議をおおっぴらに進めることはしないと発言している。だが、首相率いる保守党のスチュアート・ジャクソン議員は5日、交渉条件のうち、英企業に欧州単一市場アクセスを可能とするEU予算への拠出を政府は排除したと述べた。

  英中部バーミンガムで開いた保守党のイベントでジャクソン議員が述べたところによると、政府のEU離脱交渉担当部局は妥協できない4つの要求項目を特定。予算拠出と並び、移民、立法、EUの司法管轄の対象解除が挙がったという。ジャクソン議員はデービスEU離脱担当相の政務秘書官を務めており、このイベントで講演を予定していた同相に代わって出席した。

  離脱交渉担当部局について、ジャクソン議員は「われわれは通商政策の練り上げに従事しているのではなく、英国民がわれわれに負託した信頼や信用を守ることに従事している。6月23日に国民から下された指示は、EU予算に拠出しない、欧州司法裁判所の管轄権から外れる、移動の自由の終了、英国法は英議会で作られる、これらの重要な譲れない線を中心に実現していく」と語った。

  ジャクソン議員の発言に、政府は公式のコメントを控えている。

原題:Brexit Aide Says U.K. Has Four Red Lines in Talks With EU (1)(抜粋)

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